日豪合同歌集2019『うたの架け橋』より作品紹介
〜2018年11月17日奈良市音声館で合評に登壇した6人の学生の歌〜
加藤皓(奈良大学付属高校)
奈良の空吹き上げられし木の葉舞うキャンベラの原青葉盛りに
神子直輝(奈良大学附属高校)
奈良の山春夏秋冬変化して人の心に明るさともす
中山郁弥(奈良大学附属高校)
春日野の若草茂る山肌に角をたてつつ鹿も鳴くかな
中里葵(奈良大学)
秋深く澄みたる空に映える金 稲穂の波は風にさざめく
肥田美咲(奈良大学)
古都奈良で修復学ぶこの手から小さな歴史を蘇らせたい
浦 晶(大阪芸術大学)
金色に輝く丘で神さまの使いは軒並み寝てばかりいる
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